精神科医との対話で見つけた、真のウェルビーイングへの道

痩せても、削っても、埋まらない心の空洞の正体。
精神科医とヨガに学んだ、私を愛でる生き方

朝、目が覚めた瞬間に感じる得体の知れない不安。
どこからともなく湧き上がる怠さや、説明のつかない心の痛み。

もし今、あなたやあなたの大切な方がそんな暗闇の中にいるとしたら、どうか少しだけ立ち止まって、この言葉に耳を傾けてみてください。

これらは、私たちが精神科医の先生とともにヨガを深める中で対話を重ね、勉強会の中で気づかせていただいた大切な真実です。


美しさという名の自傷行為を、
いつまで続けますか?

私たちはいつの間にか、できることが増えるのを「成長」と呼び、できないことが増えていくことを「衰え」や「失敗」だと決めつける世界を生きています。

鏡を見ては溜息をつき、体重計の数字にその日一日の幸福度を委ねる。
理想のパーツを手に入れれば自分を好きになれると信じてを、食事を削り過剰な運動に向かう。
それは、世間という荒波の中で否定されないための、そして自分を守るための、あなたなりの切実な「防具」であったはずです。

けれど、精神医学の視点から自分を見つめ直したとき、私たちはあることに気づきました。
完璧を求めて鎧を磨き上げれば上げるほど、内側にある本当の心は呼吸の仕方を忘れ、干からびていくのだということに。

完璧を求めたのは、
ただ「怖かった」から

本当の自分とは何かと問いかけたとき、そこには寂しがりで、ひどく怖がりな子どものような自分がいます。

誰かと繋がりたいと願う一方で、否定される恐怖に喉元を掴まれているような感覚。
その不安を埋めるために、他者から見て価値があるものばかりを求め、理想の型に自分を嵌め込もうと必死に走る。

しかし、どれほど形を変えても、心の空洞は埋まりません。
なぜならその空洞は、何かが足りないからではなく、「自分自身を拒絶する痛み」そのものでできているからです。


できることだけに価値を置く、
底なしの恐怖

私たちは、有能で美しく、完璧な形でいなければならないという無言の圧力にさらされています。
目に見える成果や美しい輪郭にばかり価値を置く生き方は、一見自分を高めているようでいて、実は「そうでなくなった自分には価値がない」という底なしの恐怖を飼いならすことでもあります。

人間とは、本来少しずつできないことが増えていき、うつろいゆく不完全な存在です。
もし、条件付きの美しさにだけ価値を置くのなら、私たちは何かを失うたびに自分を嫌いになり、自分を削り続けなければなりません。
若さや有能さという条件を自分に突きつけるほど、今この瞬間に息づく「生身のあなたの手触り」は、どんどん遠のいていってしまいます。


ヨガアート:
自分を部品として見るのをやめる

ヨガアートという生き方は、あなたの身体を修正が必要な「故障品」や「部品」とは見なしません。

マットの上に横たわり、重力に身を委ねるとき。
痩せているか、美しいラインかという外側の判定を一度捨て、肌の内側を流れる熱や、骨の重みをそのまま感じてみる。
震える指先で紙の上に今の感情を色として置くとき、かつて隠したかったドロドロとした色さえも、キャンバスの上ではあなたを構成する尊いテクスチャへと変わります。

身体が思うように動かないことも、理想の自分になれずに流す涙も、それはあなたの人生というキャンバスに刻まれた唯一無二の陰影です。

絵画において、厚く塗り重ねられた絵具の凸凹が光を受けて深い奥行きを生むように、あなたのできないことや、ひび割れた場所こそが、他の誰にも真似できない「あなたという作品」の価値を深めているのです。


数字に支配された人生を、
一枚の呼吸で奪還する

痩せたら自信がつく、ボディラインを整えたら愛される。
それは常に失うことを前提とした、条件付きの安心でしかありません。

ヨガアートがあなたに贈りたいのは、その一歩先にある、「どんな形であっても、私は私として、ここに存在していい」という絶対的な全肯定です。

自信とは、作り上げるものではなく、自分を許した隙間から溢れ出してくるものです。
あなたがこれまで自分を必死に変えようとした足掻きも、その痛みも、すべてはあなたという物語に深みを与えるための大切な色彩の層にほかなりません。

精神科の先生と歩む中で確信したのは、何ひとつ変えなくても、あなたは最初から、世界に二つとない傑作だということです。

できないことが増えていくことは、物語の終わりではなく、より本質的な自分に出会うための神聖な「削ぎ落とし」の時間。
そのひび割れから差し込む光こそが、あなたを真のウェルビーイングへと導くでしょう。


さあ、呼吸を、もう一度

もう、自分を削らなくていいのです。
評価というメスを置き、不完全なままの自分を一幅の風景として眺めるとき、止まっていた呼吸は深く、長く、あなたの元へ戻ってきます。

今、深く吐き出すその一息から、あなたという芸術を再会させましょう。
一呼吸ごとに、あなたという芸術が深まりますように。


エクロールヨガ
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