美しいヨガ ヨガアート

ヨガをしていると、時折じぶんが草木になったような、花になったような感覚になります。
それは呼吸でもあり、ポーズでもあり、そういう感覚になるときは総じてアサナ(ヨガの姿勢、ポーズ)が安定しています。
そんなとき、自分にはそんなに大きな力もなく何かを助けてあげるだなんて出来るような気も起こらず、何かしなければという急ぐような気持ちも消えています。
草花はただそこにいて、自分の花としての一生をただ過ごしていて、ただそれだけのことなのに驚くほどたくさんの人々、もしかしたら動物や虫たちも癒し幸せにすることができます。
「私はなにもできてない」「全く成長していない」そんな風に焦ってしまう日もあるけれど、そういう日は心身が疲れているときが多く、限界を超えて頑張りすぎているとき。
美味しいものを食べ、好きなことをして肩の力を抜いて。

自分を磨くというのは、常に上に上にあがり続けることではなく、その時々の自分のカタチを受け入れて、その場に応じた優しい感情で包みながら、豊かに育んでいくということ。
そういう、ちょっとした余裕の中で、本当の意味での「美しさ」につながると信じています。

ヨガの時間は自分のことを大切にする時間。
マットの中でそんな風にしながら習慣化して、マットからでたときも、どんな自分をも大切にしていく。
受講生の皆さんと一緒に美しい人になっていきたいです。