『アートでヨガを学ぶシステム』
ヨガアート®︎とはアートを介しヨガを学ぶ流派です。自己表現アートセラピーの側面をもったハタヨガのスタイルで、ヨガの本質を学ぶために様々なアートを利用しています。
2022年までには、壁画、折紙、写真、貼り絵、歌、ダンス、灯籠、キャンドル、ミュージカルなど、様々な芸術とのコラボレーションを行っています。
ヨガアート®︎の理論
ヨガアート®︎は解剖生理学、運動学、人間性心理学の理論を基礎とした現象学的なアプローチで生徒や自分自身と対峙します。
私たち人間が持つ「創造性」に自己治癒力を高める働きがあると考え、個々の創造性を促進するために安心で安全な空間作りを大切にしています。
創造性を高める過程では、先に述べた様に多様な芸術を用いるのが大きな特徴です。
ヨガアート®︎での「自己表現」とは、日常生活での其れとは異なり、アーサナをはじめ、音楽や絵画などの芸術を通じての複合的な自己表現であり、指導の現場での表現も含まれます。
ヨガアート2つの特徴
大きく分けて以下の2つの特徴を持っています。
1.体感から得たまま表現し、論理的な思考より実践者の感覚を最大限重視する点
2.安全の元に、生徒も指導者も全ての実践者が、自由な環境で自己を表現する点
ヨガアート®︎は生徒だけでなく指導者にも大きなメリットを与えることができる方法論です。
指導時にはヨガアート®︎原則を利用した表現を使います。それは、生徒にわかりやすく伝えたり、デモンストレーションの視認性を高めたりできる手法で、ヨガ独特の繊細でしなやかな強度を十分に表現することができるのです。
ヨガアート®原則を利用する効果
3つのヨガアート®︎原則を使うことで、インストラクションそのものが短くなりコミュニケーションスピードが速まると同時に、伝えようとしている内容が具体的にイメージできて、キューとしての適格性が増すのがわかります。
ヨガアート®︎原則を利用しながらインストラクターが表現することで、もとのキューでは伝えきれなかった部分まで幅広く表現でき、生徒の理解度も深まります。
解剖生理学・運動学に基づいていながら、専門用語を多用せず少ない言葉で生徒に伝わる伝達表現として効果的に使われているのです。
ヨガアート®︎の持つ魅力とは?
ライフスタイルの中でいつの間にか身に付けてしまった「自分を縛り付ける鎖」のような思考を外し、真の自己に気付けること、そして現代社会で人間が根底で求めている他者との繋がりを共存させ調和する力を引き上げられる点であると考えています。
ヨガアート®︎練習での取り組み方
1.間違いや失敗を恐れない
2.常識や多数派の意見から外れても構わない
3.自信を持って自分の目と心でみる
この様に、ヨガアート®︎では人と違う答えになることを怖がらず、ヨガの練習に取り組みます。
そうすることで、自分が感じていることを知り、自由な発想を生み出せる状況に戻ることができるのです。
自己表現することは、自分が安全であると思い込んでいる殻を破り、 自己の内側で感じたものを積極的に外側へ発信していくことです。
自己表現の過程には、恥ずかしさと自分の殻を破る勇気を必要としますが、心から自由に表現したものは、他者と本当の意味での繋がりを感じることができ、互いに尊重しながら一体感を得ることができます。
アーサナ練習はアート製作
1.初めての体験と思って楽しむ
2.前回とは視点を変える
3.自分なりの答えを作る
通常のハタヨガ練習と同様にアーサナを中心とする練習方法を利用しますが、アーサナ練習での経験を、今まで以上にスムーズに生き方や考え方に活かすことができます。
答えに向かって何かを作ろうとせず、アートの完成度を高めようとしないのが探求の過程を楽しむ秘訣です。
例え無意味なことでも、得にならないことでも、その過程を楽しんで良いのです。
表現が楽しい、表現したい、したくない、と素直に感じることが初めの一歩となります。
ヨガアート®はエクロールヨガの全ての講座で学ぶことが可能です!