人に対する興味と共に自分に対する興味がでてきた
「自己覚知」他人を知るにはまず自分を知らないといけない。福祉を学ぶ上で必ず通らないといけないこと。一見簡単そうだけれど、自分自身が知る自分をとても偏っていて知っているようで知らない。
そんなことを改めて知ることができた。再び大学生になり福祉を学び始めて、人とのふれあいの大切さを教えてもらい、色々なことを知ったつもりになっていたけれど一番肝心の「自己覚知」ができていなかった。私自身小さい頃から人の目を気にして生きてきた。運動が苦手で絵もピアノも下手で皆に対する劣等感から自分の意見は二の次。人の意見を優先していればうまくいく、そうやって自分を殺して生きることが当たり前になっていた。人が喜んでくれればそれでいいと思っていた。営業職についたのも自分には人を喜ばす仕事、人と関わる仕事が向いていると思ったから。けど、人を喜ばそうとすると自分が苦しくなることもあって、外では笑ってうちでは泣いていることが増えていった。
一人ぼっちになった気分だった。
真っ暗闇でその原因も自分だと思って、苦しくなって体の中で負のサイクルができてどんどん苦しくなっていった。
会社を辞めようと思ったきっかけもその時の自分が大嫌いで精神力がもたないと思ったから。
そんな私がここに来ようと思ったのは少し自分に自信が持てたら変われるかもとほんのちょっと期待して。最初は“形”を覚えればいいと思っていたけど、そうではないと気づいたとき、自分で言うのもなんだけど、すごく変わったと思う。
人に甘えること、人に聴くこと、私にはどちらも苦手で、もしそうしたら自分がだめになってしまうのではないかと思っていて恐かった。けど人に甘えること、甘えあうことで、より自分自身が成長していけるんだと知ることができて、人に対する興味と共に自分に対する興味がでてきて、どこまでできるか知りたくなってきた。
ヨガ。人の内なる力。一個一個は小さくても、助け合うことで大きなパワーになっていく。
始めはそのために必要な体を作るのが大変だった。
何度も諦めそうになった。けど他の皆が一生懸命取り組んでいる姿を見て、無心になって頑張った。そしたらたくさん知りたいことが出てくるようになった。楽しくなってきた。その繰り返しで正のサイクルがぐるぐる回りだして止まらなくなった。
今はできそうな気がする。
何でもチャレンジしてみよう。
“私”を知りたいと思わせてくれてありがとう。
皆さんに大大大感謝です。めっちゃおおきに!