1-15 dṛṣṭānuśravikaviṣayavitṛṣṇasya vaśīkārasañjñā vairāgyam
दृष्टानुश्रविकविषयवितृष्णस्य वशीकारसञ्ज्ञा वैराग्यम्॥१५॥
体験したり見たり聞いたりしたどの様な対象にも無欲になり克服した自覚が離欲(無執着)
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vairāgyam वैराग्यम् (離欲)についての説明です。
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過去の経験、または見たもの、聞いただけのものでも心が振り回されてしまい、つい集中の対象を外に求めてしまいます。
それは物であったり人であったり、時には依存してしまうことも。
もし依存しているものがあればそれを手放す練習が必要かもしれません。
ここではvairAgyam वैराग्यम् 離欲(無執着)を説明していますが、意地になって欲望を批判し抑圧する練習を指しているのではなく、少しずつ手放すことや離れることを言っています。
練習の方法でさえ、闘わず心身を優しく扱いながら煩悩を弱め、離欲へと開放されていくYogaらしさが感じられます。
無欲になれているもの、またはまだ執着、依存しているものは何か、自分の中で明らかにしましょう。まずはそこから始まります。