1-37 vītarāgaviṣayaṁ vā cittam
वीतरागविषयं वा चित्तम्॥३७॥
愛着を離れた心はまた
_________________________
五つめの方法です。
欲望を離れた聖者の心を瞑想の対象にすることも心を不動にさせる。
_________________________
清らかな対象、清らかな心を思念の対象とすることは私たちの心を常に安定させてくれます。
どのようなものが自分を刺激しているのか、執着を生むのか、またどのような物を【私の my】と思い込んでいるのか、自分との対話をしていきます。
【私】とはどのようなところに囚われた人間なのでしょうか。
【私の my】ものだと思って抱え込んでいる荷物は、本当の私を覆い隠す雨雲。
抱えていても構わないけれど、その時は本来の輝きが見えず不安になってしまうかもしれません。
けれどもまた、そのような心の状態であっても、本当の自分は雨雲の後ろ側で輝き続けているから大丈夫です。