1-45 sūkṣmaviṣayatvaṁ cāliṅgaparyavasānam
सूक्ष्मविषयत्वं चालिङ्गपर्यवसानम्॥४५॥
微細な対象はさらに万物の根源である自性に極まる
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ここでは1-44の微細な対象を説明しています。
aliṅga अलिङ्ग 無没の意。見られるものの姿がない。象徴の未顕現状態のプラクリティを指す。
微細な対象というのはサーンキャ哲学で説くタンマートラ、アハンカーラ、ブッディ、プラクリティのこと。
微細な対象への瞑想はプルシャには及ばず、ここには入らないことを述べている。
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見たもの、聞いたもの、触れたもの、経験とされる先入観や、自分の考えという名の固定観念、今まで聞いた名前、レッテル、思い込み、条件付けに飲み込まれていないか振り返る習慣をつけていきたいです。
学んだこと、覚えたことも少しずつ手放して「私の」という浅はかな考えから全てを自由にしていく過程はとても難しいものです。
Yogaを伝えるとき「私の思うYoga」「私の感じるYoga」「私の考えるYoga」を話さなければいけなくて自分に対しても矛盾を感じることがあるのですが、この心身を通して何か少しでも伝えられるのであれば、誤解を恐れず言葉やAsana(Yogaの姿勢、ポーズ)を道具にしながらシェアし続けていきたいです。
表現する努力を放棄せず工夫していると、その時、自分の心身を頂き生を受けたことに嬉しさが込み上げるような気持ちになります。
それぞれに個性がある理由が全身で実感できます。